今回紹介する名著中の名著「嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え [ 岸見一郎 ]」について あらかじめ言いたいことが、、、
僕がこの本を読んだのは大学1年の冬。
人生観ガラッと変わりました、ほんとに。
友人関係で感じていたストレスをほとんど感じなくなったんです。
もっと早く読んでおけばよかったと後悔してます。そんな本を内容をまとめつつ紹介します!
嫌われる勇気の感想に入る前に、、
本書はフロイトやユングと並ぶ『自己啓発の父』と呼ばれる世界的な心理学者アドラーが提唱した『アドラー心理学』の第一人者、岸見一郎さんとライターの古賀史健さんが執筆しています。
2013年に出版されるとビジネス書大賞など数多く受賞し、今では200万部を突破したまさに大ベストセラー作品となりました。
本書では“哲人”と“青年”の対話形式で書かれているため、比較的読みやすいのも売上が伸びた一因でしょう。
心に刺さった言葉BEST3
そこで本記事ではアドラー心理学が目指す【人生を幸せにする方法】を軸に、「心に刺さった言葉」をいくつか紹介していきます。
↓それでは本編です。
①人の悩みは全て人間関係によるものである
本書でアドラー心理学を学んできた哲人が青年に対して言った言葉です。
アドラー心理学ではこう断言しています。
そう思う方もいますよね、僕もそうでした。
では一度例として僕の悩みを書きだします。
- 大学での友達付き合い
- 法学部での勉強の難しさ
- 生活費を稼がないといけない
友達付き合いに関しては人間関係の悩みだとすぐ理解できます。
・勉強ができない→大学を卒業できない→家族や友達を心配させ、迷惑をかけてしまうと悩む
・お金がない→生活ができず家族、友達に頼る→結果迷惑をかけてしまうと悩む
すべて人間関係に集約されませんか?
そこで本書ではアドラー心理学に基づいて「対人関係の悩みを解決するための重要な考え方」を哲人先生が教えてくれています。
特に強く共感できたものを取り上げます。
②承認欲求をゴミ箱に捨てろ

みなさん承認欲求持ってますか?
承認欲求とは他者から認められたいと思う気持ちのことです。
「友達に嫌われたくないから飲み会に行く」
「家族に褒められたいから勉強する」
これらはすべて承認欲求から生まれた行動です。
しかしアドラーは『承認欲求は幸せな人生を送るためには必要ない。今すぐ捨てるべきだ』と明言しています。
これは僕の率直な意見ですが
と思っちゃいました。
ではなぜ承認欲求を捨てなければならないのか?
それは承認欲求を満たすことをベースの生き方にしてしまうと、他者の期待に応え続ける人生を歩んでしまうからです。
これはつまり本当に自分に必要なこと・やりたいことをないがしろにすることと同義です。
そんな承認欲求を捨てる具体的な方法をアドラーは提唱します。
それが『課題の分離』です。
③他者と自分の課題を分離せよ

『課題の分離』とは、自分がやるべき課題と他者がやるべき課題とを明確に区別し、他者の課題には全く関与しないようにすることです。
先ほどの僕の悩みを使って具体的に考えてみましょう。
友達に嫌われたくないから飲み会に行く
ここで僕がしたいことは「飲み会に行かない」ことです。
乗り気ではない飲み会に行かないことでお金を無駄遣いしない、その時間で勉強やブログが書けるからです。
その目的を達成するためにその飲み会の誘いを断ろう。
これが『課題の分離』です。
自分の課題に集中した結果が「断る」ことなんです。
そこからの、友達が僕のことを誘いを断ったやつとして否定的に思うかはその友達の課題です。
これが『課題の分離』でアドラーはこれを人生のあらゆる場面で使うべきとしています。
事実本書で一番衝撃を受けた考え方です。
『課題の分離』を用いることで人間関係の悩みがあった際、気が楽になりました。
そんなうまい話はない

「おっけー、課題の分離ね。たしかにこれ使えば承認欲求ぜんぶ焼却場行きだわ!!」
本書を読んだ瞬間僕はそう思いました。
が、これがとっても難しい。
だって今の今まで義務教育(学校)で言われてきたんですもの。
『みんなで協力してがんばりなさい』
『お友達の気持ちを考えて!』
という風に。
・テストで100点を取れば親が褒めてくれる
・部活でいい成績を残せば仲間から祝福される
自然と承認欲求を求めて行動してきた自覚があります。
人生でこびりついた本能を一瞬で失くすなんて無理な話です。
そこでここからは僕の持論をお伝えします。
『嫌われる勇気』書評まとめ:承認欲求を完全に捨てる必要はない

僕が言いたいのは「他人に貢献できる承認欲求なら持ってもいい」ってことです。
つまり他者から感謝される“可能性のある”承認欲求なら持ってもいいんです。
例えば、友達の仕事を手伝うとか。
おおげさに言うと仲間に対してのプラスの承認欲求ならいいのです。
アドラーは他者貢献こそが人生を幸せにすると言っています。
仲間である友達への貢献なら自分の存在価値を認識でき、人生が幸せになりますよね。
しかし注意すべきなのは感謝されない可能性もあることです。
ですから感謝されなかったとしても気分を悪くしてはいけません。
感謝するもしないも他者次第、つまり『課題の分離』の考え方が使えるからです。
みんなの「嫌われる勇気」の感想・評判
最後に伝えたいことの前に、この本の評判を軽くご紹介します。
幸せになる上で読書は必須やと思う。
けど無駄に読み漁る必要はない😎『7つの習慣』
『嫌われる勇気』
この2つよめば充分。100冊くらい自己啓発本読んできたけど
書いてる事はほぼ同じやった!上記の2つ読んで
自分らしい生き方すればOK!!🦸— ポール®1月に動画編集で独立する筋トレマン (@paul_musclelife) October 1, 2020
『嫌われる勇気』を読みました。
すごく面白かったけど、一度読んだだけじゃ僕には到底理解しきれないなと思った。
正直まだ矛盾を感じてる部分はたくさんあるし、否定してる部分もあるかもしれない。いつか、もう一度読んでみようと思います。
とても素敵な本です。#読書好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/XVZjJL4eAC— べぇちゃん@読書の気づき (@beechanbooks) October 5, 2020
やはり「嫌われる勇気」は自己啓発本の中でも高い評価を受けていると感じます。
しかし、その中身の濃さ故、一度読んだだけでは理解が追い付かない…という声も。
読んで後悔はしないので、一度気軽に読んでみてその後回数を重ねて理解を深めることがおすすめです!
学生の立場から嫌われる勇気の感想として伝えたいこと

僕が本書から伝えたいことは、この二つ。
・承認欲求を完全に捨てることは難しい
・でも他者から感謝される“可能性のある”ことが目的の承認欲求は持ってもいい
「嫌われる勇気」は間違いなくぼくの人生観を変えた本です。
自己啓発本なら間違いなく最も読むことをおススメします。
特に学生のみなさんは人間関係に悩むことが多いですよね、僕も人間関係のストレスで飯食えなくなったことあります。
本書は読むだけでも気持ちが軽くなると思います。
そしてもう一つ読むことをおススメする理由は、本書で提唱されるアドラー心理学をどれくらい取り入れるかは読む人の判断次第だからです。
実際に読んでみて自分にはこの考え方は合ってるな、この考え方は合わないなという思考をぜひしてほしいです。